現在オーストラリアに在住4年目になりますがまだまだ英会話には悩み中です。
高校時代から英語が得意科目、学校とは別に英会話スクールにも通い、大学も外国語大学に入学し専攻はもちろん英語でした。しかしながら大学卒業後は英語とは無縁の生活を10年程送り、現状打破と英語力向上のため4年前にオーストラリアへ渡りました。
オーストラリアへ来てすぐ私はケンブリッジ試験を受けるため語学学校へ入学しました。先生はオーストラリア人、クラスメイトに日本人は一人もおらず完璧な英語環境。英語の授業を英語で聞き英語で勉強する。まさに私の求めていたものでした。
しかしすぐに私は自分の英語力の無さ、特に英会話力の無さに気づきました。質問したくても何といえばいいのかわからない。クラスメイトの会話についていけない。気づけば私はいつも周りの会話を笑顔で聞いているだけ。自分の意見を言うことができない。そんな状態になっていました。
それでもケンブリッジ試験には無事合格。オーストラリアに来た一つの目標は達成しました。それでもなお会話力の無さに自信を失い、いつしか自分から話しかけるのを避けるようになっていました。
話しかけても相手の言っていることがわからない。なんて返事をすればいいのかわからない。気まずい沈黙が続いてしまう。日本語でなら話せるのにとそう思うようになっていました。
英語の上達を目的にオーストラリアへ来たのに本末転倒です。特にオーストラリアはオージー英語と言って独自のスラングや発音、略語がたくさんあり、それらがまた悩みの種となっています。
かといって学生時代に勉強したことが全く役に立っていないわけではありません。文法には自信があります。しかしそれだけでは英会話は成り立ちません。リスニング力・スピーキング力が一番のカギとなります。
今はリスニング力をつけるため音楽や動画など耳に入るものはすべて英語、スピーキング力をつけるため英語の本を音読するなどしています。
英語圏に住めば英語が話せるようになる!というのは悪魔でも自分の努力があってこそのこと。環境任せではなく主体的に行動しなければ何も向上しないことに気づきました。
ネイティブの言っていることが理解できる!英会話に自信がある!とはまだ言えませんが、英語会話に心地よさを感じられるようになれればと思います。